2016年9月23日

専門性と総合性を生かし、地域の皆さまに役立つ診療に取り組みます

院長あいさつ初めまして。木原歯科・内科医院の原口春毅です。
この度、この東戸塚の地に内科医院を開院しました。

消化器内科の専門性と、総合的な内科診療、歯科との連携も生かした幅広い診療で患者さまお一人ひとりと向き合い、信頼に足る医療をご提供できる医療機関をめざしたいと考えています。末永くよろしくお願いいたします。

総合内科と消化器内科の研鑽を積んで参りました
私は、外科医であった祖父に憧れ、医学の道を歩んできました。専門は消化器内科ですが、全身を診ることができる医師になりたいと考えておりましたので、総合内科医としての研鑽も積んできました。

消化器内科の中では、内視鏡分野とピロリ菌除菌治療に特に力を入れてきました。どちらも胃がんや大腸がんなどの予防や早期発見に結び付く重要な領域であり、多くの皆さまのお役に立てる医療と考え、真摯に取り組んできました。

地域に根ざしたクリニックの開業も子どもの頃からの念願でした。今、祖父に一歩近づけたという喜びを感じています。地域のかかりつけ医として、お一人おひとりと向き合い、満足していただける高いレベルの医療をご提供し、信頼される医療機関をめざします。また、病気の治療以外にも体や健康に関するお悩み事やお困り事の相談にも対応し、人生のお手伝いをさせていただく基盤が築けたらと願っています。

気になることや体の不調など何でも、お気軽にご相談ください。この東戸塚の地で、地域の皆さまの健康のために寄り添って歩んでいきたいと思います。

祖父に憧れて医師を志しました

院長あいさつ母方の祖父は外科医で、神戸市で長らく開業していました。夏休みなどに祖父のもとに遊びに行き、診療風景や地域の人との交流を見て、祖父のように地域から信頼される医師になりたいと考えるようになり、憧れを追い求めて医師になりました。

その後、内科研修に取り組む中で、自分の手で実際に成果が出せる分野に進みたいと考え、当時目覚ましく進展していた内視鏡領域に興味を持つようになりました。内視鏡検査や内視鏡下でのポリープ手術など、低侵襲で検査や治療ができるところに魅力を感じてからは専門的に手がけるようになり、神奈川県立がんセンターや慶應大学病院内視鏡センターでも研鑽を積みました。

また消化器内科の大きなトピックとなったピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)に関心を寄せ、日本ヘリコバクター学会に所属してピロリ菌除菌治療に取り組み、東戸塚記念病院では専門外来を立ち上げ、診療を行ってきました。どちらも病気を早い段階で見つけて、負担の少ない治療によって日常生活を維持する、現代社会に求められる重要な領域です。これからも新しい知識や技術を積極的に学び、向上させ、地域医療に貢献していきたいと考えています。

歯科とも連携して、医師としてクリニックとしてさらなる成長をめざします

院長あいさつ開業に至ったきっかけは、木原歯科の木原先生との出会いでした。
東戸塚で勤務医生活も長くなり、顔見知りの患者さまも増え、次第に病院よりもっと便利な環境で総合内科や消化器内科の診療をご提供したいと開業を考えるようになりました。

ちょうどその頃、私自身が木原歯科で歯科治療を受けました。それまで歯科医院は苦手でしたが、木原先生の治療は痛みや苦痛を感じさせず、心から信頼できるものでした。医療人として木原先生を尊敬するようになり、交流する中で、開業についてもご相談したところ、医科歯科連携での開業を提案されたのです。

歯や口腔も体の一部であり、消化器の一つでありますから、私も歯科と医科で連携することのメリットを感じ、私のこれまで歩んできた道のりや医療への思いが生かせると考えて開業に至りました。素晴らしい出会いと縁に感謝しつつ、東戸塚の地で、皆さまの健康のお役にたちたいと願っています。

院長 原口春毅プロフィール

【経歴】
2006年 滋賀医科大学医学部卒業
2006年 練馬総合病院にて初期研修(内科、外科、救急、小児科、産婦人科、整形外科、皮フ科、麻酔科)
2009年 武蔵野赤十字病院にて後期研修(総合診療内科)
2010年 横浜市立大学医学部大学院医学研究科入学
2011年 東戸塚記念病院勤務(内科、消化器内科)
2014年 東戸塚記念病院にてピロリ菌専門外来を担当
2016年 木原歯科・内科医院開院

【所属学会・資格】
・日本内科学会 総合内科専門医
・ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会専門医

ヘリコバクター学会認定医が専門的な治療でピロリ菌除菌を行います

ピロリ菌除菌

ピロリ菌という言葉をお聞きになったことはありますか?「若い時からずっと胃が弱い」「胃炎や胃潰瘍を繰り返す」という方は、ピロリ菌がもともとの原因かもしれません。

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)は、胃の中にすみついている細菌で、胃に炎症を起こすことが確認されています。さらに慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍の原因となり、胃がんや悪性リンパ腫などの悪性疾患との関連性も指摘されています。

ピロリ菌感染者が多いから、胃がんが多い?!
欧米に比べて日本では国民病と言われるほど胃がんが多いことが問題でした。また、日本人はピロリ菌感染者が特に多く、その数は3千万人とも言われています。そして最近の研究では、ピロリ菌の除菌により胃がんの発生率が下がることが示され、除菌による胃がんの予防効果が期待されています。

ピロリ菌除菌で、胃がんで苦しむ人を減らしたいと考えています

院長は、祖母を胃がんで亡くし、また消化器内科の診療に携わる中で、胃がんの患者さまに多く出会ってきました。そして、胃がんで苦しむ方を減らしたいとがんの予防にも取り組む中で、ピロリ菌除菌治療に関心を持ち、専門的に手がけるようになりました。

1982年のピロリ菌発見以降、その診療は着実に進歩し、日本人に多い胃がんは予防できる時代となりました。この恩恵を一人でも多くの方にお届けできるようにピロリ菌診療に取り組んでいきたいと考えています。

ピロリ菌除菌は保険治療が可能になりました

認定医従来、ピロリ菌の保険診療の適応は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や、早期胃がん内視鏡治療後などの疾患に限られていました。しかし、ピロリ菌除菌治療は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防だけでなく、発がんリスクの減少効果が明らかであることから、平成25年2月に「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎(いわゆる慢性胃炎)」が保険適用となりました。

院長はピロリ菌感染症認定医です
ピロリ菌の診療は、菌の検査 → 除菌療法 → 除菌判定という流れです。それぞれに複数の手法があり、また保険診療以外にも治療法が存在するため、診療に精通した専門医が対応することが望ましいとされ、日本ヘリコバクター学会では、ピロリ菌感染症の診断と治療を的確に行うピロリ菌感染症認定医制度を設けています。

当院では、ピロリ菌に関する検査から除菌治療までを、日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医である院長が行います。保険外診療になる三次除菌も可能ですので、他院で断られた方も当院にご相談ください。

お薬を飲むだけの簡単なピロリ菌除菌治療

ピロリ菌除菌治療ピロリ菌に感染しているかどうかの検査法は、内視鏡検査(胃カメラ)により胃粘膜を調べる方法や、血液検査・便検査、あるいは呼気検査などいくつかの検査法があります。当院では患者さまに合わせてできるだけ負担の少ない検査方法をご提案します。

"除菌"と聞くと大変そうなイメージがありますが、ピロリ菌除菌治療は、実はお薬を飲むだけの簡単な治療です。

治療では、胃薬と抗菌薬(抗生物質)を複数組み合わせて内服していただきます。除菌治療が成功すると、胃炎の改善・消化性潰瘍の予防・胃がんの予防などが期待できます。慢性胃炎や、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にお悩みの方にぜひおすすめします。

治療の流れ
ピロリ菌除菌治療

【よくある質問】どうして日本人はピロリ菌に感染している人が多いの?
ピロリ菌の感染経路のすべてはまだ解明されていませんが、食べ物や飲み物と関係があると考えられています。ピロリ菌の感染力はそれほど強くなく、大人ではピロリ菌が体内に入っても胃の中にすみつくことは稀です。しかし、5歳くらいまでの乳幼児は免疫力が弱いことから、ピロリ菌が体内に入ると感染してしまうのです。

ピロリ菌の恐ろしいところは、感染していても無症状のために感染に気づかない場合が多いことです。まったく自覚症状がなくても、胃の中で密かに胃炎が進行しピロリ菌は一生胃の中にすみつくのです。

現代の日本は上下水道が整備され衛生的な環境になっていますが、以前は飲料水として井戸水を飲むことが普通に行われていました。この井戸水の中にピロリ菌が存在したため、高齢者のピロリ菌感染率は非常に高くなったと考えられています。さらに、若年層でもピロリ菌に感染しているお母さんやおばあちゃんから、赤ちゃん時代に経口感染した人がいるようです。その結果、日本ではピロリ菌感染者が多く、国民病と言われるほど胃がんが多かったと考えられています。

ピロリ菌の検査は、こんな方におすすめします

ピロリ菌除菌本来は、日本人全員に検査と除菌を受けていただきたいところですが、特に胃・十二指腸潰瘍にかかったことのある方で、よく胃の不調を感じる方は検査をおすすめします。また感染率が高いと考えられる50歳以上の方は一度検査してみた方がいいいでしょう。ピロリ菌によって胃粘膜が衰え慢性胃炎になると、食べたものが消化できず胃の中に残り、口臭の原因になることも多いので、口臭が気になる方にもおすすめします。

・胃痛や胃炎を繰り返す方
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍にかかったことのある方
・口臭のある方
・妊娠を希望されている方、ご家族に乳幼児のいる方
・家族に胃がんになった人がいる方
・50歳以上の方

最新の機器による低侵襲で精度の高い内視鏡検査を行います

内視鏡検査

「痛そう」「大変そう」「苦しそう」...。胃カメラや大腸カメラにそんなイメージをお持ちの方も多いようです。しかし医療技術の発達に伴い、最近は患者さまの痛みや不快感などを極力排除した内視鏡検査が可能になってきました。当院では最新の内視鏡システムを導入し、極細径カメラの使用により胃も大腸も従来の内視鏡検査よりかなり快適に検査を受けていただくことができます。

また院長は、内視鏡検査および治療のスペシャリストとしても豊富な経験を持ちます。鎮静麻酔や局所麻酔を適切に使い、痛みや不快感など患者さまの負担をできるだけ軽減する検査テクニックの向上にも努めています。

地域で気軽に受けられる、高精度の内視鏡検査
当院の内視鏡システムは、粘膜表層の微細血管などが強調できるNBI(狭帯域光観察)方式で、微細な病変部も見逃さず高精度な内視鏡診断を行うことが可能です。地域のクリニックでありながら、大学病院や専門病院レベルの精度の高い検査を受けられるのが当院の特徴です。

消化器内視鏡専門医
2016年12月に、消化器内視鏡専門医の資格を取得しました。今後も専門的な知識と経験により、スペシャリストとしての治療に努めていきます。

このような方におすすめします

今までに内視鏡検査を受けたことがない方、検査に抵抗や不安のある方はぜひ当院にご相談ください。痛みや不快感をできるだけ軽減した楽な検査を行います。

●胃の内視鏡検査をおすすめする方
・バリウム検査で精密検査が必要と言われた
・胃もたれや胃痛、むかつきなどの症状がある
・のどに違和感がある、ゲップが出やすい
・健康診断で貧血と言われた
・自分や家族にピロリ菌がいると言われた
・食欲が落ちたり体重が減ってきている
・便が黒い
・前回胃の検査を受けてから1年が経った
・40歳以上で今までに一度も胃の検査を受けたことがない
・胃カメラで苦しい思いをしたことのある

●大腸の内視鏡検査をおすすめする方
・大腸がん検診で便潜血腸性となり2次精密検査が必要と言われた
・便秘や下痢を繰り返す
・便が細くなったり血が混じる
・おなかの痛みや張りを感じる
・血縁者に大腸がんの人がいる
・大腸のポリープを指摘されたことがある
・前回大腸の検査を受けてから3年以上経つ
・40歳以上で今までに一度も大腸の検査を受けたことがない

胃の内視鏡検査(胃カメラ)

胃の内視鏡検査最新式の胃カメラで食道・胃・十二指腸の観察を行い、異常があれば組織検査を行います。この検査では胃だけではなく、耳鼻科の喉頭領域、食道から十二指腸まで観察していきますので、広い範囲の消化管と口腔内を観察することができ、逆流性食道炎も診断できます。

当院では、ご希望により経口内視鏡(経口カメラ)、経鼻内視鏡(経鼻カメラ)のどちらでも選択していただけます。経口の場合はのどに麻酔をしますので、苦痛はほとんど感じないという方が多くなっています。経鼻カメラの場合はさらに細く、苦痛なく検査ができます。

【よくあるご質問】バリウム検査と胃カメラどっちがいいの?
従来、胃の検査は胃透視検査(バリウム検査)が一般的でしたが、胃透視検査では早期の小さい病変を見つけられないことが多く、胃の内視鏡検査(胃カメラ)の方が精度の高い検査結果が得られることがわかっています。

さらに胃の内視鏡検査(胃カメラ)は先端部が細くなり、経鼻カメラも開発されるなど技術が進み、以前より楽に検査が受けられるようになってきたことから、胃透視検査から内視鏡検査に切り替える医療機関が増えてきました。当院では痛みや不快感をできるだけ防ぎ、精度の高い検査ができる内視鏡システムを導入していますので、安心して内視鏡検査を受けていただくことができます。

検査の流れ
1.診察・検査予約

2.検査準備
特にありません。指定された時間までに食事などを終えてください。

3.検査当日
内視鏡検査を受けるための前処理を行います。胃の中をきれいにする水を飲み、経口内視鏡の場合はのどに麻酔をします。経鼻内視鏡の場合は、鼻腔を拡げる薬をスプレーし、鼻腔の局所麻酔を行います。

4.検査
10分程度で終わります。

5.検査後
しばらく休憩していただいてから、診断結果を説明します。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査最新式の大腸カメラで大腸の観察を行い、異常があれば組織検査を行います。便秘や下痢、血便などの症状でお困りの方は一度検査されることをおすすめします。当院では、最新の高画質カメラで屈曲部が多い大腸へもスムーズに挿入することができるので短時間で検査が終わります。また、鎮静麻酔により患者さまはほとんど眠ったような状態で検査を受けていただくことができます。女性の方にも、眠っているうちに終わり、恥ずかしさもなかったと好評です。

大腸がんは、内視鏡検査で早期発見、早期治療できます
男女ともに増加傾向にある大腸がん。がん全体の中でも死亡率が高く、また手術を受けても人工肛門になる場合があることなどから、今現在もっとも気をつけたい病気の一つです。定期的に内視鏡検査を受けていたり、がん検診で大腸の精密検査が必要と言われたら速やかに内視鏡検査を受けると早期に発見でき、低侵襲の内視鏡下手術で除去することができます。

【よくあるご質問】内視鏡検査でポリープが見つかったらどうするの?
大腸の内視鏡検査ではポリープが見つかることがあります。ポリープは放置するとがんになってしまう前がん状態の場合があります。院長は大腸内視鏡治療の経験も豊富ですので、実際に大腸ポリープが見つかった場合、安全にできる領域のポリープは積極的に除去したいと考えています。

一つだけ見つかった場合はその場で除去しますが、ポリープが大きい場合や数多くある場合は、日を改めて内視鏡治療としてポリープ除去を行います。いずれにしても予め患者さまのご希望をお聞きし、インフォームドコンセント(説明と同意)を行い、安全に留意しながら診療を進めますのでご安心ください。

【よくある質問】大腸カメラってホントに痛くないの?
大腸内視鏡(大腸カメラ)は「痛い」「つらい」「恥ずかしい」など受けづらいイメージの強い検査です。大腸は一人ひとり形が異なり、以前に手術を受けた方は癒着していることもあり、胃カメラに比べると大腸カメラは医師の診療技術が問われる分野です。

当院では、高機能の内視鏡システムと院長の豊富な経験を生かした、「つらくない、痛くない大腸カメラ」で、大腸内視鏡検査のイメージを変え、がん予防やがんの早期発見にお役に立ちたいと考えています。

検査の流れ
1.診察・検査予約

2.検査準備
おなかの中をきれいにするために下剤を飲んでいただきます。
腸管洗浄剤を服用し、便を確認します。

3.検査
検査は、鎮静麻酔の時間を含めて、20〜30分程度です。
ただし、腹部の手術などで癒着のある方やポリープの切除を行った場合は、さらに時間がかかることがあります。

4.検査後
検査に用いた薬剤の影響でふらつくこともありますので、回復室で十分に休んでいただいてから、検査結果を説明します。

おなかの痛みや不調を幅広く診るのが消化器内科です

消化器内科

「胃の調子が悪い」「おなかが痛い」「食欲がない」など、日常生活の中で多くの方が悩まれるおなかの病気やトラブルに対応するのが消化器内科です。胃や食道、腸などの消化管、消化管に連なる肝臓や胆嚢、すい臓などの病気を扱います。

多くの場合、症状からだけでは原因となる病気を正確に突き止めることは難しいので、必要に応じて内視鏡検査や超音波検査、腹部レントゲン検査などを行い、総合的に診断します。院長は、東戸塚記念病院などで消化器内科の豊富な診療経験がありますので、おなかのことなら何でも安心してご相談ください。

おなかの悩みは何でもご相談ください

症状 考えられる病気
おなかが痛い・おなかの張り 胃や十二指腸の潰瘍、虫垂炎(盲腸)の他、腸炎や胆石、すい臓の炎症など
食欲がない 風邪、胃炎、胃潰瘍、十二指腸、胃がんなど
便秘・下痢 大腸の機能低下以外に、過敏性腸症候群、大腸がんなど
吐き気・胸やけ 胃炎や胃潰瘍、胃がん、逆流性食道炎、食道がんなど
胃の痛み・不快感 飲み過ぎや食べ過ぎによる急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍、胃がん、ピロリ菌感染
便が黒い 胃潰瘍や胃がん、食道がんなど胃や食道の異常、出血
血便・下血 痔、大腸がん、大腸ポリープ

気をつけたい消化器内科の病気

胃がん
胃がんは日本人に多いがんの一つです。早期の胃がんは、内視鏡治療のみで完治するため、早期発見が重要です。そのためには内視鏡診断に精通した消化器内科医による定期的な内視鏡検査がすすめられます。

大腸がん
近年、男女ともかかる人が増えているがんです。平均寿命の高齢化に加え、食生活や生活習慣の欧米化が原因と考えられています。大腸がんは初期の段階では無症状であり、早期であればほとんど完治するため、定期的な内視鏡検査など早期発見が特に重要です。特に血縁者に大腸がんにかかった人がいる場合や、40歳を過ぎた方は定期的に受診しましょう。

食道がん
食道がんは初期には自覚症状がないことが多く、進行すると食道がしみるような感覚や食事がつかえるような感覚、胸の痛みや体重減少などの症状が出現します。進行が非常に早いがんですが、初期の段階で発見できれば治癒が望めます。上部内視鏡検査(胃カメラ)で見つけることができますので、よくお酒を飲む方や喫煙習慣のある人は定期的な検査がすすめられます。

ピロリ菌感染症(慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍など)
ピロリ菌は胃の粘膜に生息する菌で、感染すると胃炎を起こし、やがて慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気の原因となります。多くは幼少期に感染し、一度感染すると除菌しない限り胃の中に棲み続けます。胃炎や潰瘍を繰り返す場合は、専門家によるピロリ菌除菌治療が必要です。

逆流性食道炎
胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が起きた状態で、主な症状は胸焼け、胸の痛み、長く続く咳、のどの違和感などです。加齢や食生活の欧米化、喫煙・飲酒などの生活習慣、肥満などが要因となり、近年増加していますので注意が必要です。

すい臓がんなど、がん患者さまのご相談に対応します

セカンドオピニオン

日本人の4人に1人はがんを経験すると言われ、多くの方ががんの治療を受けられています。院長は、すい臓がんを中心に食道がんや胃がん、大腸がん、肝臓がん、胆管がんなど多くの消化器系のがん治療に携わってきました。その経験を生かし、他の医療機関で治療を受けられている患者さまを対象にセカンドオピニオンにも対応します。

CT検査やMRI検査を行える病院など、地域の医療機関の専門分野や医療設備についても把握しており、適切なご紹介やアドバイスが可能です。
「がん治療の相談をしたい」「他のドクターの診断を聞きたい」という方は、これを機にご自分の病気の理解を深め、納得のいく治療を受けるためにもどうぞご活用ください。

カウンセリングをおこなっております