世界中を混乱させている新型コロナウイルス、終息には治療薬の登場が必須でしょう。3/18米国のNew England Journal of Medicine にHIV治療薬;ロピナビル・リトナビルの有効性が報告されました。インフルエンザ治療薬のファビピラビルも期待できそうです。人類の歴史を紐解くと、医学の進歩は感染症との闘いだったと思います。日本でも野口英世先生や北里柴三郎先生など、感染症治療の第一人者が活躍されてきました。あまり知られていませんが、20世紀に世界を震撼させたエイズウイルスの治療薬は日本人の研究者が開発しました。是非日本から、今回のCOVID-19治療薬が開発/報告されることを切に願っております。
2020年3月31日
2020年3月 2日
COVID-19
中国での発生から約3か月、新型コロナウイルスは今や日本中で大ブームになってしまいました。医学部できちんと学んだ方ならわかると思いますが、コロナウイルスはきちんとした知識があれば怖がる必要のない、ごくありふれたウイルスです。今回の騒動も、初期に中国でウイルスの遺伝子検査がなされなければ『今年はこの地域でインフルエンザ以外の風邪が流行していますね』くらいですんだ話でしょう。発見/発表された中国の研究者は立派だと思います。問題はその後の伝え方でしょう。COVID-19とネーミングもされた今回のウイルス騒動、原因はメディアによる扇動と人間同士の風評被害のように思います。