前回の医療亡国論から数年後、2000年ごろに私が尊敬している東京大学の大村先生から『医療立国論』が提案されました。医療亡国論では少子高齢化、医療費の増多から国家予算が破綻すると言われましたが、医療立国論では、健康寿命の増進による職業人生の延長が言われています。お年寄りでも健康であれば定年後も仕事ができるし国家予算は破綻しないという説です。医療の進歩は人類共通の夢であり、これを抑制しようとしている役人たちには困ったものですね。
2018年10月31日
2018年10月22日
医療亡国論
1990年ごろから、主に厚生省の役人主導で医療費抑制が進められました。少子高齢化が進み、医療費の増多に歯止めがきかなくなり、『医療亡国論』が唱えられ、最終的に『医者余り』と結論し医師数を減らすという、とんでもない計画でした。人口が減るのに医師を増やす必要なし、とういう完全に誤った見通しです。30年たちましたが、医療に対するニーズは増えつづけ、『医者余り』は『医師不足』に逆転しております。
2018年10月 2日
祝、ノーベル賞
日本人の研究者がノーベル医学賞を受賞しました。免疫細胞に発生するPD1受容体を発見し、がん免疫療法の発展に貢献したことが評価されました。日本人の研究が医学・医療に発展していることに大変うれしく思います。PD1受容体抗体によるがん治療はまだまだ未完成ですが、今後の発展が期待されます。それにしても、昔からノーベル賞は京大の先生が多いですね。