先日、ある患者様の胃内視鏡検査をさせていただきました。
患者様は昨年の検診胃カメラで1cmほどの胃ポリープを指摘され、治療の相談で来院されました。患者様は内視鏡切除を希望されましたが、私は『ピロリ菌感染による炎症性ポリープ』と判断し、ピロリ菌除菌治療をさせていただきました。
そして除菌成功後に胃カメラを行ったところ、ポリープは跡形もなく消えていました。
胃のポリープには様々な組織形態がありますが、この方のように炎症性ポリープ(過形成性ポリープ)は除菌治療で改善が期待できます。胃のポリープは大きくなると出血することもあるため、早めの治療が望ましいと思います。
2016年10月15日